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『住民と自治』特集 建設残土の真実と規制の課題―熱海土石流を忘れない 2021年11月号

紙版

内容紹介

熱海の土石流は建設残土の「山津波」だ。それは、うず高くふるさとの野や谷を埋めつくす建設残土の氷山の一角にすぎない。法や条例による規制は立ち遅れたままだ。この理不尽な現実に、国や自治体は目を逸らさずに向きあっているだろうか。

目次

◇直言 地方から気候危機打開を  ●桑原加代子
◇連続企画「新型コロナ」から日本の社会を考える 第17回 「コロナ禍」の医療崩壊を逆手に取った「地域医療」の縮小・再編を許すな!  ●長尾 実

◆特集 建設残土の真実と規制の課題─熱海土石流を忘れない
建設残土と環境破壊・災害  ●畑 明郎
熱海市伊豆山の土石流が教えること  ●塩坂邦雄
迷走を続けるリニア中央新幹線の残土処分  ●樫田秀樹
三重県紀北町 県外からの残土搬入禁止を求めて  ●近澤チヅル

◇第63回自治体学校特別講演
コロナ禍2年目 地方自治をめぐる情勢と対抗軸 (上)  ●岡田知弘

◇『住民と自治』創刊700号に寄せて④
住民主体の公衆衛生を学ぶ場に  ●菊地頌子
自然エネルギーの内発的発展に資する「失敗の共有」を!  ●山形 定
ひたすら駆け抜けた46年 700号おめでとうございます  ●新屋康夫
いつまでもワクワクドキドキ満載の『住民と自治』誌に  ●芳野 孝

◆連載
公立美術館の光と影 第1回 コロナ禍で問われる集客至上主義  ●武居利史
地域発信 旅と暮らし 第2回 ユーコン川にカヌーを浮かべ  ●八須友磨
検証 津久井やまゆり園事件を人権の視点から考える 第3回 家族にとっての「やまゆり園事件」  ●平野泰史/尾野剛志
くらしと自治と憲法と 第6回 主権者としての学びと「学習権」の保障―「九条俳句」訴訟判決の意義―  ●佐藤一子
@NEWS 岩手県北上市に浮上した廃棄物焼却発電施設計画  ●及川三男
BOOK REVIEW
ローカル・ネットワーク
Jつうしん /自治の風―多摩から/編集後記

表紙写真 大坂 健
スケッチ 芝田英昭

ISBN:9784880378794
出版社:自治体研究社
判型:B5
ページ数:50ページ
定価:537円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年10月13日