CPC-CBT 親子複合型認知行動療法セラピストガイド
身体的虐待リスクのある子どもと家族をエンパワーする
著:メリッサ・K・ラニアン
著:エスター・デブリンジャー
他監:亀岡 智美
内容紹介
子どもを体罰で抑え込もうとする親と、トラウマ受傷と行動悪化を加速させてゆく子どもたち……すれちがう親子の「養育の悪循環」は、誰も望まなかったはずの虐待という結末を招きかねない。
セッションの実践経験と研究のエビデンスから編み出された全16-20セッション「親子複合型認知行動療法(CPC-CBT)」は、構造化されたセッションメニュー(トラウマケア、体罰の心理教育、加害責任の明確化、怒りのマネジメント法、適切なペアレンティングスキル)、臨床家の言葉の例示、想定問答集、実用的な資料集をガイドに、親子が「共に学んで一緒に変わる」ゴールを一歩ずつ目指してゆく。
トラウマフォーカスト認知行動療法(TF-CBT)とも理念を共有する、親子の情緒的コミュニケーションを回復して虐待の再発を予防するための臨床実践ガイド。
目次
That Workプログラムについて
推薦の辞/奥山眞紀子
日本語版のための序文
序文
謝辞
セラピストのための導入情報
第1部-CPC-CBT親セッション[セッション1-16]
第1章-親への介入――セラピーの積極的関与の段階[セッション1-3]
第2章-親への介入――効果的な対処スキルとペアレンティングスキルの段階[セッション4-7]
第3章-親への介入――家族の安全プラン作成とスキル形成の継続の段階[セッション8-11]
第4章-親への介入――虐待の明確化の段階[セッション12-16]
第2部-CPC-CBT子どもセッション[セッション1-16]
第5章-子どもへの介入――セラピーの積極的関与の段階[セッション1-3]
第6章-子どもへの介入――セラピーの効果的な対処スキルの段階[セッション4-7]
第7章-子どもへの介入――家族の安全プランとスキル構築を継続する段階[セッション8-11]
第8章-子どもへの介入――虐待の明確化の段階[セッション12-16]
第3部-特別な配慮事項
第9章-ペアレンティングスキルの練習
第10章-さまざまな発達段階の子どもにCPC-CBTスキルを教える
第11章-CPC-CBTは文化的能力を育む
第4部-付録
付録A-CPC-CBT配布資料とシート
付録B-推奨されるアセスメント尺度取得に関する情報
付録C-ABCモデルのふりかえり(臨床家の資料)
監訳者あとがき
文献
ISBN:9784772418430
。出版社:金剛出版
。判型:B5
。ページ数:304ページ
。定価:4200円(本体)
。発行年月日:2021年10月
。発売日:2021年10月13日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKM。