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ちくま学芸文庫 ス-26-1

レストランの誕生

パリと現代グルメ文化

著:レベッカ・L・スパング
訳:小林 正巳

紙版

内容紹介

革命前、突如パリに現れたレストラン。なぜ生まれ、なぜ人気のスポットとなったのか? その秘密を膨大な史料から複合的に描き出す。解説 関口涼子===フランス革命期に突如パリの街に出現した「レストラン」。はじめそれは体力を回復させる一杯のブイヨンを意味し、後に今日同様、美食を愉しむ場を示す言葉となった。瞬く間に人気のスポットとなったが、フランスには食堂や宿屋など、外食のできる店が以前から存在していた。なぜレストランだけがもてはやされたのか? その発端はレストランの「発明者」シャントワゾーによる広告戦略にあった――。膨大な史料からレストラン誕生の瞬間を活写し、レストランが社会に受け入れられ、やがて社会を変える存在になるまでを詳細に描く。ヨーロッパ食文化史の一大傑作。 解説 関口涼子===食卓の上のフランス革命物語は一杯のブイヨンから始まった===

著者略歴

著:レベッカ・L・スパング
レベッカ・L・スパング(Rebecca L. Spang)1961年生まれ。インディアナ大学歴史学部教授。本書で18世紀研究の最優秀書籍に贈られるゴットシャルク賞を受賞した。他の著書にStuff and Money in the Time of the French Revolution, Harvard University Press, 2015. がある。
訳:小林 正巳
小林正巳(こばやし・まさみ)1958-2019年。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得。元文京学院大学外国語学部教授。著書に『21世紀フランス語表現辞典』(共著、駿河台出版社)などがある。

ISBN:9784480510761
出版社:筑摩書房
判型:文庫
ページ数:592ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC