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ちくま新書 1604

まんが訳 稲生物怪録

監:大塚 英志
編:山本 忠宏

紙版

内容紹介

絵巻物がまんがで読める! 大好評第二弾は、妖怪ファン垂涎の江戸怪談の名作。化物屋敷で夜な夜な妖怪と遭遇する、平太郎少年の運命は――。木場貴俊解説。==時は江戸、寛延二年。備後国三次の武家の子息で、一六歳の稲生平太郎は、肝試しのため比熊山に入った。その山にある「天狗杉」に触れると、物怪の祟りがあるという。果たして山を下りた平太郎の住む屋敷を、一カ月にわたって様々な怪異が襲う――。じわりと怖い、でもどこかユーモラス。江戸時代に実話として流布し、泉鏡花や水木しげるも愛した怪談「稲生物怪録(いのうもののけろく)」を、まんがで楽しむ。

著者略歴

監:大塚 英志
大塚英志(おおつか・えいじ)1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授を務め、現在、国際日本文化研究センター教授。まんが原作に『クウデタア<完全版>』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、他多数。
編:山本 忠宏
山本忠宏(やまもと・ただひろ)1976年生まれ。神戸芸術工科大学助教。国際日本文化研究センター研究員。論文に「フェアプレイと混沌の狭間に――占領期の野球マンガにおける戦時下・戦後」『動員のメディアミックス』(思文閣出版)など。

ISBN:9784480074355
出版社:筑摩書房
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:980円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ