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ちくま新書 1609

産業革命史

イノベーションに見る国際秩序の変遷

著:郭 四志

紙版

内容紹介

産業革命を四段階に分け、現在のAI、IoTによる第四次産業革命に至るまでの各国のイノベーションの変転をたどり、覇権の変遷を俯瞰する新しい世界経済史。== イノベーションこそが世界秩序形成の原動力である。技術革新が起きる現象を広く産業革命と捉えて、第一次産業革命(一七六〇~一八三〇年代、軽工業)、第二次産業革命(一九世紀後半~二〇世紀初頭、重工業)、第三次産業革命(二〇世紀後半、IT・情報)、第四次産業革命(二〇一〇年代以降、IoT・AI)の四段階に分け、世界経済の変遷をたどりなおす。経済体系の変遷や社会経済発展・分業との関係など多様な論点を交え、持続的な世界経済の運動として産業革命を大局的に描き出す。

著者略歴

著:郭 四志
郭四志(かく・しし)1958年、中国・大連生まれ。大連外国語学院(大学)日本語学部卒。吉林大学大学院国際経済研究科修士課程修了。法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了(経済学博士)、東京大学社会科学研究所外国人研究員・日本エネルギー経済研究所研究主幹などを経て、2012年に帝京大学経済学部教授、現在に至る。専門は国際経済、中国経済、エネルギー経済。著書『中国エネルギー事情』(岩波新書、2011年)、『中国原発大国への道』(岩波ブックレット、2012年)、『米中摩擦下の中国経済と日中連携』(編著、同友館、2019年)など。

ISBN:9784480074348
出版社:筑摩書房
判型:新書
ページ数:400ページ
定価:1150円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ