岩波ジュニア新書 940
俳句のきた道 芭蕉・蕪村・一茶
著:藤田 真一
紙版
内容紹介
古典を知ったら、俳句がますますおもしろくなる! 今につながる俳句400年の歴史、その流れをつくった江戸の三俳人は、それぞれ伝統を大切にしながら、つねに新しい表現に挑戦しました。個性ゆたかな俳人たちはどのように生き、何をめざしたのでしょうか? 名句、名言、そして俳句のこころをたっぷり味わえる一冊です。
目次
はじめに──俳句の苑へ
第一章 芭 蕉──同好のよしみ
近江の春
庵のひと──芭蕉の生涯1
旅のひと──芭蕉の生涯2
奥の細道とその後
芭蕉のことば
名句をめぐる
第二章 蕪 村──時空のみやび
画家蕪村・俳人蕪村
蕪村の生涯──三都往還
絵をたのしむ
俳句を味わう
さまざまな創意──詩・俳画・俳句
第三章 一 茶──葛藤のまなざし
六歳弥太郎
一茶の生涯──遍歴と帰郷
ふるさとへのまなざし
雪の風雅
花の句、そして……
おわりに──句兄弟へのいざない