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角川文庫

偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 1

一般文庫版

著:降田 天

紙版

内容紹介

老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。

目次

鎖された赤
偽りの春
名前のない薔薇
見知らぬ親友
サロメの遺言

解説:香山二三郎

著者略歴

著:降田 天
執筆担当の鮎川颯(あゆかわ・そう)とプロット担当の萩野瑛(はぎの・えい)による作家ユニット。少女小説作家として活躍後、『女王はかえらない』で第13回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、降田天名義でのデビューを果たす。2018年、「偽りの春」(本書所収)で第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。他の著作に『彼女はもどらない』『すみれ屋敷の罪人』『ネメシス4』がある。

ISBN:9784041118764
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:640円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ