講談社現代新書
倭国 古代国家への道
著:古市 晃
紙版
内容紹介
「万世一系」の天皇を頂くとされる「日本」の起源はどこに求めるべきなのか。複数の王統が大王位を目指し競合していた時代が終わり、唯一の系統が大王の地位を独占するに至るプロセスを、これまであまり注目されていなかった史料から読み解く、スリリングな「倭国形成史」。
目次
序章
第1章 5・6世紀の王宮を探る
第2章 王とはどのような存在か
第3章 5世紀の中央支配勢力 ゆるやかな連合関係
第4章 中央支配権力と地域社会 瀬戸内沿岸を中心に
第5章 播磨国風土記の歴史世界
終章 新王統の成立と支配制度の誕生