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アーサー王の世界 7

キャメロットの亡霊

著:斉藤 洋

紙版

内容紹介

ジョンが騎士に叙されてから20年の歳月が流れた。キャメロット城にのこる騎士のなかで、ジョン卿はいまや、ケイ卿につぐ古参になっていた。円卓の騎士のなかには、世を去ったものもいれば、修業に出たまま戻ってこないものもいた。ランスロット卿は、アーサー王の妃とのあいだに、複雑な恋心をかかえたまま遍歴をつづけたまま、いまは故郷のガリアに戻っていた。そのランスロットが、とつぜんキャメロット城に帰還することになった。ある日、ジョン卿の前に姿をみせた大魔法師マーリンは「これから起るわざわいから、陛下をお守りすることはできない」と言い残し、城を去っていった。その言葉どおり、アーサー王とランスロット卿のあいだに、とり返しのつかない亀裂が生じる。これは、アーサー王にかけられた呪い力なのか・・・? ジョン卿の視点で語る、アーサー王と円卓の騎士の悲劇の結末。シリーズ最終巻。

著者略歴

著:斉藤 洋
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。主な作品に「なん者ひなた丸」シリーズ、「白狐魔記」シリーズ、「西遊記」シリーズ、「ギリシア神話」シリーズなどがある。

ISBN:9784863896185
出版社:静山社
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2021年08月
発売日:2021年08月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ