草思社文庫
文庫 江戸・明治 百姓たちの山争い裁判
単行本版
著:渡辺 尚志
紙版
内容紹介
食料、田畑の肥料、燃料、建材……
命の糧だった山をめぐる裁判合戦。
主張を譲らぬ百姓たちに大名、幕府もウンザリ…!?
300年つづいた裁判も‼
江戸時代の百姓たちにとって、食料、田畑の肥料、燃料、建材などの
山から得られる資源の確保は、死活問題だった。
山は近隣の村々で共同利用されることが多かったが、
山のどこまでが自村の領域かをめぐって村々はしばしば対立し、
領主や幕府にしきりに訴訟を起こした。
時を経て明治を迎えると、政府の近代化政策により村々は村境画定を迫られ、
山争いはいっそう加熱してゆく。
──山をめぐる熾烈な争いと相互協力への努力を、
当事者の肉声を記した史料から克明に描く。
ISBN:9784794225337
。出版社:草思社
。判型:文庫
。ページ数:296ページ
。定価:900円(本体)
。発行年月日:2021年08月
。発売日:2021年08月04日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LAZ。