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はっけん!どこでも だいしぜん 1

タンポポのたね どうしてとんでいくの?

21種のたねのひみつ

絵:ごとう まきこ
著:かんちく たかこ
監:多田 多恵子

紙版

内容紹介

たねはどうして旅するのかな?
だれもが知ってるタンポポの綿毛から、いろいろなタネの旅立ちの物語がはじまります。

タンポポのたね、モミジのたね、どうやって飛ぶのかな? どこに飛んでいくのかな? 飛んでいったらどうなるのかな? 根をはって動かない植物は、たねに、旅するための仕掛けと栄養をいっぱい詰め込んだようです。たねを遠くに運ぶためのいろいろな方法をやさしい絵と文で紹介します。きっと植物を見る目が変わりますよ。

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・「はっけん!どこでも だいしぜん」シリーズでは、幼児絵本や教科書などで目にする機会の多い身近な生き物を導入に、不思議で驚きに満ちた自然や生き物の暮らしを紹介します。気づきがあれば(はっけん!)、身近な場所でも(どこでも)、広く深く自然を感じることができます(だいしぜん)。

・シリーズ1作目『タンポポのたね どうしてとんでいくの?』では、誰もが知っているタンポポの綿毛をスタートに、多様な綿毛の世界、いろいろなタネの飛ばし方、雨や風や動物や鳥に手伝ってもらって、より遠くへタネを運んでもらうという、さまざまな種子散布の方法を紹介します。

・道ばたや公園など、身近な場所でも観察することができる、21種類の植物が登場します。

・タネを運ぶためのしくみや、実際にタネが飛ぶ様子を絵で表現しました。この本を読んだあと、道ばたや植え込みに生える植物は、子どもたちにとって、興味深くおもしろい生き物になっているでしょう。

・なぜタネを遠くへ飛ばすのか?は、物語を通して学ぶことができます。

・巻末に収録した「たねってなあに?」では、いろいろなタネの形や、タネから発芽し生長する様子、タネと実の生物学的な違い、わたしたちが食べる果実について、本書の内容をより深く掘り下げて、イラストも交えて紹介しました。本書を読んだお子さんの疑問に答えるときの参考になります。

著者略歴

絵:ごとう まきこ
映像制作会社で働いたあと、2年半ほど北海道の知床にくらしました。そのときの経験から、生きものたちのくらし、生き方に興味をもち、彼らのことを「親しみやすいかたちで伝えたい」と思いました。その気持ちをたいせつにイラストや、アニメーションも制作しています。本書ははじめての絵本制作となります。『世界遺産知床の自然と人とヒグマの暮らし』(少年写真新聞社)、『くらべてよもう どうぶつの赤ちゃん』(あかね書房)のさし絵、NHK Eテレ「ターシャの森から」オープニングアニメーション制作などを手がけています。
著:かんちく たかこ
しぜんのふしぎさ、おもしろさを伝えようと、本をつくっています。林や森、山の中、道ばたや公園の植えこみ、ベランダの植木ばちの中、いろいろなところにいる小さな生きものを見つけるのがだいすきです。おもな著書は『かくれているよ 海のなか』『すずめのまる』『ほうさんちゅう ちいさな ふしぎな 生きもののかたち』(アリス館)、『くらべて よもう どうぶつの赤ちゃん(全3巻)』(あかね書房)、『鳥になった恐竜の図鑑』(学研プラス)、『つくりかたがよくわかる お料理教室(全5巻)』(岩崎書店)など。
監:多田 多恵子
東京生まれ。小さい頃から植物や動物が大好きで、植物たちの生きる知恵や繁殖戦略をいつもワクワク調べている。NHKラジオ子ども科学電話相談の回答者としてもおなじみの植物学者。著書は『身近な草木の実とタネハンドブック』(文一総合出版)、『美しき小さな雑草の花図鑑』(山と溪谷社)、『図鑑NEO花』(小学館)、『したたかな植物たち』(ちくま文庫)など多数。第29回(2021年)松下幸之助花の万博記念・松下正治記念賞を受賞。理学博士。

ISBN:9784829990063
出版社:文一総合出版
判型:AB
ページ数:32ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年07月
発売日:2021年07月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PST