新潮文庫
さらば南紀の海よ
著:西村 京太郎
紙版
内容紹介
特急「くろしお」爆破事件発生! 余命一年以内と宣告された、入院中の伊藤美由紀が殺され、彼女の飲み屋を手伝っていた結城幸子も行方不明に。母殺害の疑惑を受けた息子の雄介は、「南紀白浜温泉に行きたい」という、病床での母の言葉の意味を探るため、白浜に向かう。そして、母親の情報を教えるという男の指示を受け雄介が乗った「くろしお」が爆破され――。十津川警部は急遽、南紀白浜に。