二見文庫
官能シリーズ
隣室は逢い引き部屋
著:葉月 奏太
紙版
内容紹介
アパートの壁には小さな穴が──覗いた向こうには信じられない光景が広がって……
今、一番新鮮な書下し官能エンタメ!
居酒屋でのバイト中、同僚の人妻を助けようとして客に絡まれた大学生の純也。
休養を命じられアパートにいると、隣室から男女の声が。
よく見ると壁には穴があいており、覗くと、男は先日絡んできた客、女は大学のミス・キャンパスだった。
隣室は密会に使われていたのだ。何度か二人の行為を覗いた彼の前に、件の人妻が訪ねてきて……今最も新鮮な書下し官能!
目次
第 1 章 隣室の秘密 …… 7
第 2 章 人妻と覗く穴 …… 59
第 3 章 聞こえてくる声 …… 118
第 4 章 ハーレムで流されて …… 167
第 5 章 新居でふたりきり …… 225
(涼子さんが、あんなことまで……)
純也は、ふたりの姿から目を離せなかった。
誰もが憧れる学園のマドンナが、中年男とシックスナインで昂っている。互いの性器を舐め合うことで盛りあがっているのだ。ふたりがこれからセックスをし
て、腰を振り合うのは間違いなかった。
「純也くん、興奮しちゃったの?」
耳もとで麻里の声がした。
その直後、ジーパンごしにペニスを撫であげられる。勃起した肉棒を刺激されて、鮮烈な快感がひろがった。
「くううッ」
危うく大きな声が漏れそうになり、懸命にのみこんだ。
いつの間にか麻里が身を寄せて、手を股間に乗せている。硬くなった太幹を、ジーパンの上から握りしめていた。
「すごいね。こんなに硬くなってるよ」
熱い吐息を耳孔に吹きこまれて、ゾクゾクするような感覚がこみあげる。「な、なにやってるんですか」