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岩波文庫 青585-1

丹下健三建築論集

著:豊川 斎赫

紙版

内容紹介

世界のTANGE──。国際的建築家として丹下健三の名を知らしめたのは、その作品のみならず、彼の論説と思想であった。人間と建築にたいする深い洞察と志。「美しきもののみ機能的である」との言葉に象徴される独自の美意識。建築の化身と呼ばれた不世出の建築家による重要論考を集成する。二巻構成のうちの建築論篇。

目次

Ⅰ 建築家の構想力について
 MICHELANGELO 頌(しょう)——Le Corbusier 論への序説として
 現在日本において近代建築をいかに理解するか——伝統の創造のために
 現代建築の創造と日本建築の伝統
 無限のエネルギー:コンクリート
 芸術の創造性について

Ⅱ 建築の設計について
 日本の建築家——その内部の現実と外部の現実
 おぼえがき——建築設計家として民衆をどう把握するか
 建築家は民衆をどう把えるか

Ⅲ 建築の美について
 インダストリアル デザインと建築——自由な娘たち
 芸術の定着と統合について——三人展を機会に
 グロピウスの残した余韻
 『桂』序
 サンパウロ・ビエンナーレ展の焦点
 対立をふくんだ芸術の協同

編者解説……………豊川斎赫

ISBN:9784003358511
出版社:岩波書店
ページ数:288ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2021年07月
発売日:2021年07月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AM