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祥伝社文庫

黒鳥の湖

著:宇佐美 まこと

紙版

内容紹介

何もかもが似すぎている。世間を騒がす「肌身フェチの殺人」に……。
すべては自らが犯した罪の報いなのか?

上場企業『ザイゼン』の社長財前彰太は、妻の由布子、娘の美華と三人で幸福に暮らしていた。ところが、世間を騒がす女性拉致事件のニュースを見かけ、彰太の心に不安が兆す。その快楽殺人者の手口に覚えがあったのだ。十八年前、反対を押し切って由布子と結婚するため、そして伯父の会社を奪うため、彰太はある〝罪〞を犯した……。
人間の悪と因果を暴く衝撃のミステリー!

著者略歴

著:宇佐美 まこと
1957年、愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞短編部門大賞を受賞。17年『愚者の毒』(祥伝社文庫)で第70回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞。他の著書に『入らずの森』『死はすぐそこの影の中』(以上、祥伝社文庫)、『羊は安らかに草を食み』(祥伝社四六判)など多数。本作は21年にドラマ化。

ISBN:9784396347383
出版社:祥伝社
判型:文庫
定価:840円(本体)
発行年月日:2021年07月
発売日:2021年07月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ