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みらいらん

編:洪水企画

紙版

内容紹介

この号の特別企画は、詩人・嶋岡晨の特集で、執筆は城戸朱理を中心に、小笠原鳥類、田野倉康一などが参加している。そして詩人の中上哲夫を中心とするビート詩研究会の活動を回覧書簡の形でまとめたものの後半。巻頭詩は安藤元雄、八重洋一郎ほか。表紙のオブジェは詩人・國峰照子の木彫作品「うつろい」。

目次

《特集 嶋岡晨》
◆往復書簡
城戸朱理の謹厳精緻な十の質問と嶋岡晨のおおどかな二通の回答
◆詩
嶋岡 晨「失われた母国の歌」
◆論考 
城戸朱理「幻想と現実」
小笠原鳥類「怒りの執念、言語の変身」
田野倉康一「詩は「怒り」である」
阿部弘一「「人間愛」と「怒り」の詩」
大家正志「猥雑な世間を猥雑なままで」
有働 薫「永遠の活火山についてのエスキス」
布川 鴇「存在は遠いままに」
新城兵一「嶋岡晨論のとば口」
山﨑修平「高潔かつ奔放あるいは「水」というモチーフ」
村松仁淀「死すとも自由は」
川村龍俊「嶋岡詩の声・二題」
広瀬大志「いつまでも」(詩)
◆嶋岡晨詩抄(選=小笠原鳥類・城戸朱理)         
◆嶋岡晨自筆略年譜
◆特集おぼえがき(池田康)

《回覧書簡》
「いま、なぜビート詩か?」ビート詩研究会による回覧書簡(後編)
中上哲夫/油本達夫/飛松裕太/長田典子/野木京子

《野村喜和夫の詩歌道行・番外詩篇》
野村喜和夫 (ダウラギリ・サーキット・トレッキングのように……)


《巻頭詩》
安藤元雄/八重洋一郎/福田拓也/結城 文/松本秀文

《俳句・短歌》
村上鞆彦/泉 遥

《連載詩》
和合亮一 「昨日」
伊武トーマ 「反時代的ラブソング」6

《連載掌編》
海埜今日子 「うつし世もゆめも」8

《poemuseum(詩作品転載)》
久野雅幸

《連載批評散文》
林浩平 Hidden Treasure 現代詩 埋もれた名篇を探る
 「歳晩散策」(那珂太郎)
Eugene Takahashi(Ayuo) 言葉と音の間に
 「東西の芸術文化の根本的な違い」
江田浩司 「私の読んだ詩集のお話。Ⅷ」
平川綾真智 「「シュルレアリスム」と音楽の邂逅」8
玉城入野 「散文のふるさと ―島尾敏雄における福島/東北」1
池田康 「深海を釣る」

《書評》
八重洋一郎詩集『銀河洪水』野田新五
秋元貞雄作品集『落日の罪 青春の苦悩と叛骨』二条千河
泉遥歌集『私の来た道 風の音』佐保田芳訓

《えとせとら雑記林》
俳句 柴田千晶
短歌 野樹かずみ
音楽 伊藤祐二「ユージ 斧に気をつけろ」
美術 宇田川靖二
映画 望月苑巳「望月苑巳のシネマで一服」
小説 岡本勝人
火竹破竹 船越素子/生野毅/北爪満喜/平井達也

ISBN:9784909385314
出版社:洪水企画
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2021年07月
発売日:2021年06月30日