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徳間文庫

晋平の矢立

新装版

著:山本 一力

紙版

内容紹介

古道具が明かす縁の物語。
目利きの江戸職人の男っぷりが光る。
山本一力、絶品の人情小説!

建て替え普請のため、家屋を壊すのが生業の「伊豆晋」のかしら・晋平は古道具の目利き。大火に見舞われた江戸で、大店の旦那衆から焼け崩れた十八もの蔵を短期間で取り壊すよう頼まれる。次々と起きる厄介事にもひるまず、決して逃げることなく、時には古道具好きの旦那衆の助けを借りて難局を切り開いてゆく。晋平とその配下の男たちの職人仕事は緻密にして清々しく、古道具を通して浮かび上がる人の情と縁は読む者の心をしっとりとほぐしてくれる。

著者略歴

著:山本 一力
1948年2月18日高知県高知市に生まれる。66年、都立世田谷工業高等学校電子科卒業。「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を、「あかね空」で第126回直木賞を受賞。近著に「ジョン・マン 波濤編」「ほかげ橋夕景」

ISBN:9784198946555
出版社:徳間書店
判型:文庫
ページ数:272ページ
定価:660円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ