新しい韓国の文学 22
たそがれ
著:黄 晳暎
訳:姜 信子
訳:趙 倫子
紙版
内容紹介
「わたしたちはいったい何を間違えてしまったのでしょう」
取り返しのつかない過去を思いつつ、さまよう人々の叫びと祈りの物語
1960年代以降、大学進学によって貧しさから脱け出し、軍事政権による開発経済の恩恵を受け、建築家として成功した初老の男性。
急速な発展の結果として拡大した現在の格差の中で、多くをあきらめながら苦しい生活を送る劇作家の若き女性。
持てる者が失わなければならなかったものは何か。
持たざる者がなお手放さないものは何か――。
韓国文学を代表する作家が、現代社会に生きる人間の魂の痛みを静かに描き出す。
ブッカー国際賞の候補作にも選ばれた、
韓国文学を代表する作家 黄晳暎による中編小説
目次
たそがれ
作家の言葉
訳者あとがき
静かにまたたく星たちの物語(姜信子)
黄昏と暁と――「めぐる因果」を越えて(趙倫子)
ISBN:9784910214221
。出版社:クオン
。判型:4-6
。ページ数:216ページ
。価格:2500円(本体)
。発行年月日:2021年06月
。発売日:2021年06月04日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。