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ポプラ新書 208

やりすぎ教育

商品化する子どもたち

著:武田 信子

紙版

内容紹介

日本の子どもの精神的幸福度は、
参加38か国中37位と、ワースト2位……(2020年ユニセフ調査)

「あなたのためを思って」は逆効果?
よかれと思って詰込みすぎて、
教育熱心と教育虐待のボーダーラインはどこにある?


大人たちの過度な期待と押しつけで、
日々、心と体を蝕まれ、自信を失っている子どもたち。
親や教師による不適切な教育(エデュケーショナル・マルトリートメント)は、
たとえ「本人のためを思って」でも、人権を侵害しかねない、危ういものだ。
本書は、家庭や学校で起きている不適切なかかわりあいの実態を報告、
さらに、学びと遊びの本質、幼児期の発達プロセスなどを紹介する。
真の成長、生涯続く学びを考える教育・子育て改革論。



【著者略歴】
武田信子(たけだ・のぶこ)
臨床心理士。一般社団法人ジェイス代表理事。元武蔵大学人文学部教授。臨床心理学、教師教育学を専門とし、長年、子どもの養育環境の改善に取り組む。東京大学大学院教育学研究科満期退学。トロント大学、アムステルダム自由大学大学院で客員教授、東京大学等で非常勤講師を歴任。著書に『社会で子どもを育てる』(平凡社新書)、編著に『教育相談』(学文社)、共編著に『子ども家庭福祉の世界』(有斐閣アルマ)、『教員のためのリフレクション・ワークブック』(学文社)、監訳に『ダイレクトソーシャルワーク・ハンドブック』(明石書店)など。

ISBN:9784591170045
出版社:ポプラ社
判型:新書
ページ数:190ページ
定価:890円(本体)
発行年月日:2021年05月
発売日:2021年05月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB