哲学のナショナリズム
性,人種,ヒューマニティ
著:ジャック・デリダ
訳:藤本 一勇
紙版
内容紹介
デリダは告発する——。ハイデガーの思考が、自分をそこから引き剥がそうとしていた、ナチズムとヒューマニズムに対して曖昧なままであることを。「人類」「国民」「家族」、さらには「性」とも訳せる複雑な「ゲシュレヒト」概念を手がかりに、ハイデガーと、そして哲学のナショナリズムと対決する思考の軌跡。
目次
訳者による、はじめに
凡 例
序 文
編者による註記
ロヨラ原稿(第七講の終わり、第八講)、および第九講-第十三講
第七講の終わり、第八講
第九講
第十講
第十一講
第十二講
第十三講
註
解 題