大人になっても思春期な女子たち
著:大美賀 直子
内容紹介
心理カウンセラーの著者による
【小説+心理学講座+解決ワーク=カウンセリング小説】という、新ジャンルの登場!
本書は、物語を読むことで問題解決の糸口が見えてくる「カウンセリング小説」です。主人公たちの成長物語を読むうちに、読者自身が抱える悩みや現状へのモヤモヤ感、将来への漠然とした不安が、すっきりと晴れていきます。
■あらすじ■
大雨の夜、アラサー独身女子3人が、不思議な雑貨店「ミラクル」に集まった。のぞみは、近くの中学校で働く教師。日々の癒しは、アイドルKくんを熱心に応援すること。めぐみは、小さな広告代理店の営業職。親友との「お泊り女子会」が週末の楽しみだったが…。みのりは、公益団体で働く事務職員。時間とお金のほぼすべてを趣味に注ぐアニメオタク。それぞれに充実した生活を送っているが、どこか悩みを抱えているようにも見える。
そんな3人を迎えた店主ミラクルは、じつは心理カウンセラーとしての顔ももち、彼女らの悩みの正体を〝大人の思春期〟ならではの憂うつ感かも? と指摘した。3人は不思議そうに顔を見合わせる。外の大雨は、やむ気配がない。雨宿りのつもりで店に入った3人だったが、朝までお茶会でもしていかない? というミラクルの提案に、目を輝かせた。
〝大人の思春期〟をめぐる真夜中のお茶会。暖かい店内でハーブティーを飲みながらみんなで対話するうちに、3人の女性たちは、胸の奥の本音に気づいていく――。「新しい自分」へと生まれ変わりたいすべての女性におくる、心の成熟の物語。
目次
プロローグ──ある雨の夜、小さな雑貨店で
1章 満たされているはずなのに、どこかむなしい…〝大人の思春期〟
2章 次のステージへ進んでいくとき、〝大人のタイムカプセル〟がひらく
3章 「自分の居場所」を整えていくと〝アイデンティティ〟が見つかる
4章 大人になるには欠かせない…〝親密モラトリアム〟からの脱出
5章 未熟なタネを育てて、パートナーと〝親密〟な関係を築く
6章 大人になるための基礎を築く〝巣立ち〟のテーマ
7章 〝無意識からのメッセージ〟を聞いて〝なりたい自分〟をつかむ
エピローグ──それぞれの心が成熟に向かうとき
ISBN:9784413232012
。出版社:青春出版社
。判型:4-6
。ページ数:192ページ
。定価:1400円(本体)
。発行年月日:2021年04月
。発売日:2021年04月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP。