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クロのあたらしいうち

著:エマ・チチェスター・クラーク
訳:こだま ともこ

紙版

内容紹介

犬とおばあさんの出会いと絆をえがいた、
心あたたまる絵本

犬のクロは、ちいさいころ、お母さんに
3つのことを教わりました。
「おうちの人のいうことをよくきくこと。
道をわたるときは右左をよく見ること。
あぶないめにあっている人がいたら、
たすけてあげること」

そんなクロのご主人になったのは、
こわくて冷たいジョーンズさん。
ジョーンズさんは、野菜畑の番をするよう、
がみがみと言いました。
クロは、いっしょうけんめい
野菜畑の番をしますが、
野菜を食べにきたウサギのめんどうも
みてしまい、
ジョーンズさんにしかられてしまいます。
ごはんももらえません。
そこでクロは、夜のうちに
つなをかみ切って逃げ出し、
町に出ました。
町は車が多くて、知っている人もいなくて、
心細くなってきます。
そのとき、道のむこうに
やさしそうなおばあさんが見えました。
おばあさんもクロを見ています。
友だちになれそう、とクロが思ったそのとき、
おばあさんがこっちに向かって、
車の多い道を渡り始めてしまいます。
あぶない! そして…?

犬とおばあさんの出会いときずなを描く、
心あたたまる絵本。

著者略歴

著:エマ・チチェスター・クラーク
イギリス生まれ。チェルシー美術学校と王立美術大学で絵を学び、1983年から雑誌や本のイラストや装丁の仕事を始める。マザーグース賞など数々の賞を受賞。絵本に『がんばったね、ちびくまくん』『なかないで、アーサー てんごくへいったいぬのおはなし』(いずれも徳間書店)、「ブルーカンガルー」シリーズ(評論社)ほか。
訳:こだま ともこ
東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社に勤務の後、児童文学の創作と翻訳をはじめる。創作に『3じのおちゃにきてください』(福音館書店)、翻訳に『犬のことばが聞こえたら』『ワニくんとパーティーにいったんだ』(共に徳間書店)、『はがぬけたらどうするの?』(フレーベル館)、『月は、ぼくの友だち』(評論社)、『3びきのかわいいオオカミ』「ダイドーの冒険」シリーズ(いすれも冨山房)など多数。

ISBN:9784198652869
出版社:徳間書店
判型:A4変
ページ数:32ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA