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アクティベート保育学 14

障害児保育

監:汐見 稔幸
監:大豆生田 啓友
他編:榊原 洋一

紙版

内容紹介

新しい教育要領・保育指針・教育・保育要領、コアカリ、新保育士養成課程に対応した保育者養成テキストシリーズ第14巻。子ども一人一人に対する丁寧な支援の重要性が指摘される今、改めてその意味を考え、これからの障害児保育のありかたを探る最新のテキスト。学生が主体的・対話的に考えアクティブに学ぶ工夫が満載。

目次

はじめに(市川奈緒子)


 第Ⅰ部 障害児保育とは何か

第1章 かかわりの難しい子どもとの出会い(渡邉英則)
 1 障害のある子どもとの出会い
 2 障害のある子どもを受け入れるとは
 3 障害のある者とない者が共に学ぶ(インクルージョン)意味とは

第2章 保育を通して見えてくる子どもの理解(渡邉英則)
 1 障害児を受け入れて,保育を行うということ
 2 障害のある子ども(かかわりの難しい子どもも含めて)とかかわるとは
 3 Aくんの成長を支える中で
 4 Aくんの事例から見えてきたこと

第3章 障害児保育の歴史(河合隆平)
 1 障害児保育の歴史に刻まれたねがいに学ぶ
 2 障害のある子どもの発達保障へのねがい
 3 障害児保育の制度をつくる
 4 障害のある子どもの権利と特別なニーズ
 5 どの子も排除されない保育をめざして
 6 幸福に生きる主人公として発達する


 第Ⅱ部 障害の理解

第4章 心身の障害とその理解(榊原洋一)
 1 障害の種類と特性①運動系の障害(肢体不自由)
 2 障害の種類と特性②精神機能系の障害
 3 障害の種類と特性③発達障害
 4 医師との連携

第5章 障害のある子どもを理解する(松井剛太)
 1 障害のある人は何を感じているのか?
 2 障害のある子どもの気持ちを体験する
 3 生活上の困難を支える視点


 第Ⅲ部 保育のなかで子どもが育つとは

第6章 人が育つ,発達するとは(松井剛太)
 1 子どもの育ち
 2 子どもに向けるまなざし
 3 育ちにかかわる「場」づくり

第7章 保育の中でのかかわりと育ち(吉川和幸)
 1 保育者に求められる「丁寧な」かかわりとは
 2 子どもが自分の外に目を向けようとしている姿を積極的に捉える
 3 子ども独自の興味・関心のもち方を大切にする
 4 子どもと仲間,物がつながるきっかけを作る

第8章 子ども理解と指導計画(吉川和幸)
 1 障害のある子どもに対する保育者の子ども理解
 2 個別の計画に基づいた指導,支援の方法
 3 幼稚園,保育所等での学びの履歴を次へとつなげていくために

第9章 園に求められる受け入れ体制(東 重満)
 1 多様な子どもを受け入れるという事実
 2 幼稚園,保育所,認定こども園の体制と実態
 3 受け入れ体制の整備(形式から実現可能なスタイルの創生)
 4 チーム○○園の体制整備
 5 実務に活かされる研修と連携体制の構築
 6 全ての子どもの健康と安全
 7 互恵性と相互理解に包まれて


 第Ⅳ部 家庭や地域との連携

第10章 家庭との連携(瀬山さと子)
 1 障害のある子どもの受け入れ
 2 みんなの中での育ち
 3 保護者へのサポート
 4 周囲の保護者の理解
 5 人間対人間のおつきあい

第11章 児童発達支援でのかかわりと育ち(市川奈緒子)
 1 障害のある子どもたちが通う機関について学ぶ
 2 児童発達支援機関における支援の専門性
 3 児童発達支援機関との連携
 4 児童発達支援の機関と連携した支援の実際

第12章 小学校等との接続(久保山茂樹)
 1 障害のある子どもを受け入れる小学校の体制
 2 小学校段階における学びや生活の場
 3 よりよい就学支援に向けて

第13章 障害の有無にかかわらず地域で育つために(渡邉英則・木村泰子)
 1 いろいろな子どもと共に生活する意味を考えよう
 2 「みんなの学校」の事例から
 3 いろいろな友だちがいるのが当たり前に
 4 子どもの可能性を見通した指導が,子どもや地域を変えていく

第14章 障害のある子どもの保育にかかわる現状と課題
 1 保健,医療における現状と課題(榊原洋一)
 2 福祉・教育における現状と課題(市川奈緒子)
 3 保育現場における現状と課題(渡邉英則)

著者略歴

監:汐見 稔幸
東京大学名誉教授
監:大豆生田 啓友
2024年3月現在 玉川大学教授
他編:榊原 洋一
お茶の水女子大学名誉教授

ISBN:9784623091485
出版社:ミネルヴァ書房
判型:A5
ページ数:250ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年04月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JNG