祥伝社文庫
弦月の帥
初代北町奉行 米津勘兵衛
著:岩室 忍
紙版
内容紹介
『信長の軍師』シリーズの著者が、満を持して贈る驚愕の時代小説!
これぞ、令和版『鬼平犯科帳』!
(文芸評論家 末國善己氏)
徳川幕府開府の翌年、三河以来の譜代の臣米津勘兵衛は、家康直々の命で初代北町奉行に任じられた。戦国の殺気が未だ燻り豊臣恩顧の大名も多い。国情は不安定で、治安は最重要課題だった。得意の槍と剣で悪を断ち、豊かな発想で奉行所の礎を築いていく勘兵衛。次第に悪党から恐れられるが、敵は城内にも――江戸創成期を守り抜いた男を描くかつてない衝撃の捕物帳。