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講談社現代新書

日本人と神

著:佐藤 弘夫

紙版

内容紹介

なぜ日本人は、草木や山川までもが成仏できると考えるのか? なぜわれわれは「ご先祖様」をお祀りするのか?ーーふだんは当たり前のこととして、何気なく見過ごされている何気ない日常の習慣、思考パターンにも、それぞれに隠された精神の歴史がある。縄文から現代まで。土偶から「ゆるキャラ」まで、日本思想史の第一人者とともに、さまざまな事象の中に「日本人の心の歴史」をたどる。

目次

序章 鳥居のある寺、死者を祀る社
第一章 聖性の覚醒--有史以前
第二章 定住する神々--始原から古代へ
第三章 救済者の探求--古代から中世へ
第四章 煉獄の拡張--中世から近世へ
第五章 還俗する来世ーー近世から近代へ
終章  神のゆくえ

著者略歴

著:佐藤 弘夫
佐藤弘夫(さとう ひろお)
1953年、宮城県生まれ。東北大学名誉教授。東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(文学)。専門は日本思想史。『日本中世の国家と仏教』(吉川弘文館)『鎌倉仏教』(ちくま学芸文庫『アマテラスの変貌』(法蔵館文庫)『日蓮』(ミネルヴァ書房)『偽書の精神史』『起請文の精神史』(ともに講談社選書メチエ)『日蓮「立正安国論」 全訳注』『「神国」日本』(ともに講談社学術文庫)など多数の著書がある。

ISBN:9784065234044
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:272ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRAX