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富士見L文庫

龍に恋う 二 贄の乙女の幸福な身の上

著:道草 家守
絵:ゆきさめ

紙版

内容紹介

 珠は窮地を救ってくれた男・銀市の店で健気に勤めている。
 ある偶然から、珠は以前の勤め先の華族令嬢と再会。友人と呼べる初めての関係に戸惑いながらも、珠は令嬢を通じて少女の"普通の幸せ"を知っていく。銀市はそんな少女を優しく見守り、ときに助言し、彼女の成長に寄り添っていた。
 しかし朗らかに見えた令嬢も、華族の娘ならではの哀しさと決意を抱えていた。友人として彼女を助けたいと願う珠に、銀市は――。
 同時に、華族子弟にまつわる"人ならざる者"の事件の裏で、銀市の過去に関わる闇がうごめき……。

目次

序  章 休暇乙女の宿題
第一章 勉学乙女のお知り合い
第二章 付き添い乙女とお友達
第三章 春風乙女の秘密事
第四章 義太夫乙女の心意気
第五章 消沈乙女の切望
終  章 乙女の余暇の過ごし方

著者略歴

著:道草 家守
2013年からWEBで小説投稿を開始し、2015年に作家デビュー。
以来、繊細な描写で人気を博す、実力派作家。著作に『帝都コトガミ浪漫譚 勤労乙女と押しかけ従者』(ことのは文庫)ほか、第2回富士見ノベル大賞にて審査員特別賞を受賞した『明治乙女のお勤め妖異譚』を改題・改稿のうえ上梓した『龍に恋う』など、著作多数。

ISBN:9784040740584
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:660円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ