草思社文庫
文庫 図書館の興亡
単行本版
古代アレクサンドリアから現代まで
著:マシュー・バトルズ
訳:白須 英子
紙版
内容紹介
中世大学図書館や王室文庫、イスラーム世界の「知恵の館」や
ユダヤ人の書物の墓場「ゲニーザ」など、
多彩な図書館を紹介しながら波瀾の歴史をたどる。
時に愚かしく、時に感動的な、人と書物の物語。
古代アレクサンドリア図書館の書物の焼失、
ヴェズヴィオ山の噴火による「パピルスの館」の埋没、
二度の世界大戦中、中世以降の貴重な宗教関連書のあった
ベルギーのルーヴェン大学が受けた惨禍など、
かけがえのない知的遺産の喪失は、失われたものへの好奇心をいっそうかきたて、
残された資料を探し集めて、さらなる書物を書こうと人々を奮起させる。
“書かれた言葉”にはやはり、時空を超えた人の声がひそんでいると
改めて実感せざるをえない。(訳者あとがきより)
──時代の波に翻弄され続けた図書館の歴史を知られざるエピソード満載で綴る。
ISBN:9784794225139
。出版社:草思社
。判型:文庫
。ページ数:360ページ
。定価:1200円(本体)
。発行年月日:2021年04月
。発売日:2021年04月05日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GL。