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“次の一手”を鍛える 心房細動診療の歩みかた

著:山下 武志

紙版

内容紹介

【心房細動“患者”との向き合いかたを,診療ガイドラインやエビデンスは教えてくれない…】
心房細動と出会ったとき,熟練の医師は何を考え,どこまで見きわめているのか….
多くの教科書やエビデンスを集めても,それを完全に読み解くことは困難です.
本書では,診療ガイドラインの行間に隠れた思考の深みや心房細動“患者”との向き合いかたを,心房細動診療の歴史もふまえながら,外来でよく見かける20症例をとりあげ,じっくり考えてみました.
循環器内科医のみならず,研修医や医療スタッフも,その神髄にふれることができる1冊です!

■もくじ(Case)
01.心房期外収縮が頻発する女性
02.初発の発作性心房細動
03.健康診断で偶然見つかった発作性心房細動
04.十数年持続する慢性心房細動
05.高血圧を伴う発作性心房細動
06.症候性の発作性心房細動
07.健康診断で見つかった慢性心房細動
08.長くワルファリンで管理してきた慢性心房細動
09.めまいを伴う発作性心房細動
10.心不全をきたした頻脈性心房細動
11.心房細動に対するカテーテルアブレーション施行患者
12.慢性心房細動と冠動脈インターベンション
13.腎透析例に発症した発作性心房細動
14.拡張型心筋症に初発の心房細動合併を合併した心不全
15.慢性心房細動の経過観察中に発症した心不全
16.複数回のカテーテルアブレーション後に生じた息切れ
17.抗凝固薬処方下で発症した脳梗塞
18.心房細動に対する抗凝固薬服用下で発症した大腸憩室出血
19.高齢者・超高齢者の初発心房細動
20.multimorbidity を伴う高齢者心房細動

■コラム
・催不整脈作用
・Vaugham-Williams分類
・心房細動の分類
・ジギタリス
・運動耐容能
・カテーテルアブレーション
・CHADS2スコア,CHA2DS2-VAScスコア
・ガイドラインにおける推奨
・J-RHYTHM研究
・Kチャネル遮断薬の副作用モニタリング
・ANAFIE Registry
・TTR(time in therapeutic range)
・ヘパリンによる橋渡し療法
・AFIRE study
・心不全,心筋症における脳卒中の予防
・アピキサバンの血中濃度:J-ELD AF 研究
・不適切減量のエドキサバン:ELDERCARE-AF試験
・左心耳閉鎖デバイス
・アウトカムの競合
・高血圧患者における死亡前血圧推移

ISBN:9784525249915
出版社:南山堂
判型:A5
ページ数:190ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ