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幻冬舎新書

渋沢栄一と岩崎弥太郎

日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学

著:河合 敦

紙版

内容紹介

同時期に大名領の農村で生まれ、裸一貫でのし上がった渋沢栄一と岩崎弥太郎。激動の幕末期、渋沢は徳川慶喜の家臣として一橋家の財政を再建。岩崎は海援隊の金庫番として坂本龍馬を支えた。そして維新後はともに実業家に転身。公益を重視し、次々と株式会社を立ち上げる渋沢に対し、独裁主義を貫き三菱商会を大企業に押し上げていく岩崎。両者はやがて大激論の末に決別、日本の海運業の覇権を争い、死闘を繰り広げていく。両雄の波乱万丈の人生と対照的な理念を分析し「資本主義の本質」に迫る、起業と経営の歴史書。

著者略歴

著:河合 敦
一九六五年、東京都生まれ。青山学院大学史学科卒業、早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。都立高校の教師として教壇に立ちながら、歴史作家・歴史研究家として、数多くの著作を刊行。二〇一三年、東京都を退職。著書に『晩節の研究』『吉田松陰と久坂玄瑞』『後白河法皇』『二代将軍・徳川秀忠』『岩崎弥太郎と三菱四代』(いずれも幻冬舎新書)、『逆転無罪! 日本史をザワつかせた悪人たち』(KAWADE夢文庫)、『殿様は「明治」をどう生きたのか』(扶桑社文庫)などがある。

ISBN:9784344986152
出版社:幻冬舎
判型:新書
ページ数:280ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年03月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB