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福音館古典童話シリーズ

バンビ

森に生きる

著:フェーリクス・ザルテン
訳:酒寄 進一
絵:ハンス・ベルトレ

紙版

内容紹介

森に生まれたバンビは、さまざまな動物たちとふれあいながら、喜びや悲しみ、恐怖や孤独の体験を通して、やがておとなのノロジカへと成長していきます。ときに動物たちの死を間近に見、生きることの厳しさを知るバンビ。そして生きぬくための智恵と勇気を自らの行動をもって教え諭し、バンビを導くノロジカの古老。“生きる”ということを真摯に読者に語りかけ、1923年の刊行以来、今なお古びることのない動物文学の名作です。

著者略歴

著:フェーリクス・ザルテン
フェーリクス・ザルテン 1869年、オーストリア=ハンガリー帝国時代のブダペスト(現在ハンガリーの首都)に生まれる。本名はジークムント・ザルツマン。ウィーンに学び、劇評や戯曲、小説を執筆し、ジャーナリスト及び小説家として活躍した。ナチスの進出によって1938年にアメリカに亡命。その後スイスに移り、1945年にチューリッヒで亡くなった。『バンビ』は刊行以来、世界中で翻訳され、1942年にはディズニーのアニメーション映画にもなった。続編にBambis Kinder(バンビの子どもたち)がある。このほかにも、動物を描いた物語を数多く手がけている。
訳:酒寄 進一
酒寄進一 1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。和光大学表現学部総合文化学科教授。上智大学を卒業後、ケルン大学、ミュンスター大学に学ぶ。児童文学からミステリーまで幅広い作品を手がける。シーラッハ『犯罪』(創元推理文庫)で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞。主な訳書にテツナー『黒い兄弟』(あすなろ書房)、コルドン『ベルリン1919』『ベルリン1933』『ベルリン1945』(以上岩波書店)、『カフカ ショートセレクション 雑種』『シュトルム ショートセレクション みずうみ』(以上理論社)、『赤毛のゾラ』(福音館書店)など多数ある。
絵:ハンス・ベルトレ
ハンス・ベルトレ 1880年、オーストリア=ハンガリー帝国時代のシュルンス(現在オーストリアのフォアアールベルク州)に生まれる。ミュンヘン美術院で学び、印象派の画家として活躍。第一次世界大戦中は戦争画家として活動し、肖像画家としても数多くの作品を残している。『バンビ』の続編であるBambis Kinderの挿絵も手がけた。シュルンスにて1943年歿。

ISBN:9784834085983
出版社:福音館書店
判型:208x159mm
ページ数:288ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB