出版社を探す

扶桑社新書

政治と報道 報道不信の根源

著:上西 充子

紙版

内容紹介

「野党は“反発“、政権側は“反論“」「決定打を欠いた」「笑われる野党にも責任」……。

政策論争に沿った報道ではなく、対戦ゲームのような政局報道に終始するのはなぜなのか?



統治のための報道ではない、市民のための報道に向けて、政治報道への違和感を検証。



「市民の問題意識と個々の記者の問題意識、組織の上層部の問題意識がかみ合っていく中で、より適切に報道は、権力監視の役割を果たしていくことができるだろう」(本文より)



「ご飯論法」「国会パブリックビューイング」の上西充子・法政大学教授が、不誠実な政府答弁とその報じ方への「違和感」を具体的事例をベースに徹底検証。



・権力者と報道機関の距離感はどうあるべきなのか?

・政府の「お決まり答弁」を生み出す、記者の質問方法の問題点。

・なぜ「桜を見る会」の問題を大手メディア記者は見抜けなかったのか?

・政権与党による「世論誘導」に、知ってかしらずか加担する大手新聞社

・新聞社はどのように変わろうとしているのか?

著者略歴

著:上西 充子
うえにしみつこ●法政大学キャリアデザイン学部教授。働き方改革関連法案について活発な発言を行い、「国会パブリックビューイング」代表として、国会審議を可視化する活動を行ってきた。また、『日本を壊した安倍政権』に共著として参加、『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』の解説、脚注を執筆している(ともに扶桑社)。共著に『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(旬報社)、単著に『呪いの言葉の解きかた』(晶文社)、『国会をみよう 国会パブリックビューイングの試み』(集英社クリエイティブ)

ISBN:9784594087500
出版社:扶桑社
判型:新書
ページ数:336ページ
定価:960円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年03月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP2