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アジアに広がる日本語教育ピア・ラーニング

協働実践研究のための持続的発展的拠点の構築

編:協働実践研究会
編:池田 玲子

紙版

内容紹介

「ピア・ラーニング(協働学習)」は今や世界的潮流となった。アジア各地では従来の教育の変革が大きな課題となっている。そこで、日本語教育協働実践研究者たちが、アジア地域でピア・ラーニングを理解し実践するための実践研究拠点の構築に取り組んだ。本書は、そのプロセスと成果を報告した本。日本語教育のみならず教育関係者に必読の書。

執筆者:池田玲子、舘岡洋子、近藤彩、金孝卿、トンプソン美恵子、朱桂栄、羅曉勤、金志宣、木村かおり、スニーラット・ニンジャローンスック、ナイダン・バヤルマ、アリアンティ・ヴィシアティ、荒井智子、張瑜珊、菅田陽平、駒澤千鶴、房賢嬉、小浦方理恵

目次

序章  池田玲子

第1章
日本語教育の協働学習(ピア・ラーニング)
-定義と基盤理論-
池田玲子

第2章
協働実践研究のための海外拠点構築のプロセス
-拠点づくりに作用する要因-
池田玲子

第3章
講師提供型教師研修から対話型教師研修へ
-自律的な学び合いコミュニティの創成へ向けて-
舘岡洋子

第4章
中国の日本語教育における協働実践への探求
朱桂栄

第5章
台湾での協働実践研究のための教師研修
羅曉勤・荒井智子・張瑜珊

第6章
韓国の日本語教育における教師研修
-韓国協働実践研究会での執筆・出版の取り組み-
金志宣

第7章
タイでの日本語教師研修
-日本語教室のピア・ラーニング環境をデザインする-
スニーラット・ニャンジャローンスック

第8章
モンゴルにおける協働学習と実践報告
ナイダン・バヤルマ

第9章
共同体間の境界を越える教師協働の場の構築
-マレーシアの日本語教師の学び合いから-
木村かおり

第10章
協働実践研究会インドネシア支部の活動
―支部設立の経緯および現状と展望―
アリアンティ・ヴィシアティ

第11章
海外の日本語教育現場における教師たちの学び
―対話型教師研修における「ティーチング・ポートフォリオ」の可能性―
金孝卿・トンプソン美恵子・羅曉勤・張瑜珊

第12章
台湾日本語教師の協働学習に対する期待と不安
-台湾の日本語教育における協働学習の発展を目指して-
トンプソン美恵子・房賢嬉・小浦方理恵・ 荒井智子・張瑜珊・
羅曉勤・池田玲子

第13章
教師研修を通じた協働学習のひろがり
-「ケース学習」を中心としたネットワーキング-
近藤彩

第14章
「学び合いコミュニティ」を目指した北京協働実践研究会の歩み
-「体験」を基礎とする活動という視点から考える-
菅田陽平・駒澤千鶴

おわりに
執筆者一覧
研究会紹介

著者略歴

編:協働実践研究会
ピア・ラーニングの研究と実践、またその基本にある協働の考え方について、多様な実践をとおして検討することをめざして発足。
編:池田 玲子
鳥取大学教授。主な著書に『ピア・ラーニング入門-創造的な学びのデザインのために』(共著、ひつじ書房、2007年)、『ピアで学ぶ大学生の日本語表現[第2版]-プロセス重視のレポート作成』(共著、ひつじ書房、2014年)などがある。

ISBN:9784823410888
出版社:ひつじ書房
判型:A5
ページ数:248ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年03月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:CJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2GJ