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竹書房怪談文庫 HO-482

実話怪談 吐気草

著:神沼 三平太

紙版

内容紹介

「入って入って…」
九州の廃病院の地下で
迷い込んだ奇妙な世界。
自ら幽霊と名乗る男女二人に
誘われた先は…
「廃病院」より

死ぬ・消える・終わるの果て。
絶望の底を覗く終末怪談!
「草」シリーズ最凶の最終巻。

怪異の関係者が「死ぬ」か「消える」。もしくは人として「終わる」。そんな最凶の障り話のみを集めた実話怪談集。
・自殺した彼女の遺品にあった絵葉書。「○○が迎えにきたから行きます」と書かれたそれは半年前に自死した己の母の筆跡で…「パーカー」
・もみの木に赤子を捧げよ…夢のお告げで家業繁栄のため根元に人柱を埋めたという庭の大木。粗末に扱うと…「もみの木」
・バイク仲間数人に贈った愛車そっくりの手製プラモデル。だが、貰った者が事故死する連鎖が…「続いている」
・古屋を購入した同僚を襲う異変。家を訪うと、部屋の四方の壁にお辞儀をしろと言われ…「禍跡」
…他、闇の全26話。

著者略歴

著:神沼 三平太
神沼三平太
Sanpeita Kaminuma
神奈川県出身、O型。大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。実話怪談コンテスト超-1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にてデビュー。主な作品に『実話怪談 毒気草』『実話怪談 寒気草』『実話怪談 怖気草』、「憂怪」四部作『恐怖箱 崩怪』『恐怖箱 坑怪』『恐怖箱 叫怪』『恐怖箱 醜怪』(竹書房文庫刊)、共著に『追悼奇譚 禊萩』、「恐怖箱 百物語」シリーズ等がある。
Twitterアカウント@3peta、@ylsにて日々蒐集した怪談をつぶやき中。

ISBN:9784801925601
出版社:竹書房
判型:文庫
ページ数:224ページ
定価:680円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年02月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ