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池の水なぜぬくの?

外来種を探すだけではない“ほんとうの理由”

著:安斉 俊
監:勝呂 尚之

紙版

内容紹介

テレビ番組で人気の「池の水ぜんぶ抜く」。生態系での外来生物の増加を受けて、もっぱら“外来生物さがし”をメインにして構成されています。
在来生物と外来生物のことを考えるきっかけになる番組ではありますが、池の水を抜くほんとう理由は、じつは別のところにあります。ひとことで言えば、“洪水が起きたあとの状態をつくる”ためなのです。
2006年から2013年まで神奈川県水産技術センター内水面試験場に勤務し、淡水魚の保護や外来種の駆除などの研究をしてきた著者が、“身近にあるけれど、意外に知らない池の知識”や、“人工的に管理している池の環境を、人の手で整え、いろいろな生物が生息できる豊かな状態にすることの大切さ”を、わかりやすく伝えます。
どんな生き物が見つかるのかを図鑑的に紹介したり、科学的な調査や研究の進め方、池を観察し、状態を見守り続けることの大切さを話したりしながら、身近な環境に生物が豊かにいることの大切さに気づかせてくれる一冊です。

著者略歴

著:安斉 俊
2006年から2013年まで神奈川県水産技術センター内水面試験場で非常勤として勤務。淡水魚の保護や外来種の駆除などの研究者であり、イラストレーター、漫画家。著書に『昆虫のふしぎ(1) 』『 〃 (2)』 (講談社の動く学習漫画 MOVE COMICS)、イラストに『やさしくまるごと小学理科』(学研)など。
監:勝呂 尚之
神奈川県水産技術センター内水面試験場専門研究員。博士(農学)。

ISBN:9784774328720
出版社:くもん出版
判型:A5
ページ数:128ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年02月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TNF