内容紹介
古代中国の大国、斉に生まれた孟嘗君は、秦から脱出する際、食客たちによって助けられた「鶏鳴狗盗」の故事で名高い。多様な力が国と人とを動かす波瀾の時代にあって、智慧と誠実を以て燦然と輝く存在であった孟嘗君を通し、戦国時代を読み解く。文庫化にあたり、新たなエッセイを付す。
著者略歴
著:宮城谷 昌光
宮城谷昌光
一九四五(昭和二十)年、愛知県蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。九一(平成三)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、九三年『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、二〇〇一年『子産』で吉川英治文学賞、〇四年菊池寛賞を受賞。他の著書に『奇貨居くべし』『劉邦』『三国志』『呉越春秋 湖底の城』『呉漢』『孔丘』など多数。
ISBN:9784122070370
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:256ページ
。定価:780円(本体)
。発行年月日:2021年02月
。発売日:2021年02月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPC。