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中公新書 2633

日本の歴史的建造物

社寺・城郭・近代建築の保存と活用

著:光井 渉

紙版

内容紹介

法隆寺や姫路城はじめ、日本には世界遺産に指定された歴史的建造物が多い。だが、役割を終えた古い建物でしかなかったそれらに価値や魅力が「発見」されたのは、実は近代以降のことである。保存や復元、再現にあたって問題となるのは、その建造物の「正しい」あり方である。歴史上何度も改築された法隆寺、コンクリート造りの名古屋城天守閣、東京駅、首里城……。明治時代から現代に至る美の発見のプロセスをたどる。

著者略歴

著:光井 渉
光井渉

東京藝術大学美術学部建築科教授。1963年(昭和38年)、広島県廿日市市に生まれる。東京大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中途退学。博士(工学)。文化庁文化財保護部文部技官、神戸芸術工科大学専任講師・助教授、東京藝術大学准教授などを経て現職。2016年4月~20年3月には副学長を務めた。日本建築学会奨励賞(1996年)、建築史学会賞(2003年)受賞。専攻、建築理論・建築史。著書に『中国地方の住まい』(INAX、1994年)、『近世寺社境内とその建築』(中央公論美術出版、2001年)、『カラー版 建築と都市の歴史』(編著、井上書院、2013年)、『日本の伝統木造建築 その空間と構法』(市ヶ谷出版社、2016年。日本建築学会著作賞受賞)、『日本木造建築事典』(共編、朝倉書店、2018年)などがある。

ISBN:9784121026330
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:288ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年02月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AM
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ