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長野県小県郡県村(現東御市)から日露戦争に出征した兵士たちが、母校である旧県尋常高等小学校(現東御市立田中小学校)の校長小林彦次郎に宛てた軍事郵便の解読と評論。この軍事郵便は日露戦争開戦直後の1904年3月から兵士帰還が終了した1906年2…もっと見る▼
長野県小県郡県村(現東御市)から日露戦争に出征した兵士たちが、母校である旧県尋常高等小学校(現東御市立田中小学校)の校長小林彦次郎に宛てた軍事郵便の解読と評論。
この軍事郵便は日露戦争開戦直後の1904年3月から兵士帰還が終了した1906年2月までに出された約550通で、彦次郎の子孫が保管してきた。個々の兵士の足跡や軍隊内部の日常生活などが細かく書かれており、研究者による専門書や軍などの公的記録にはない、戦地の兵士の生の声が綴られている。
著者は、元高校教諭で上田小県近現代史研究会事務局長。兵士たちが母校の校長に送り続けた550通の手紙を読み解くことによって、日露戦争とその時代について考える。
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