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科学探偵 シャーロック・ホームズ

著:J.オブライエン
訳:日暮 雅通

紙版

内容紹介

世界で一番有名な探偵,シャーロック・ホームズ.優れた観察眼と推理力で難事件をつぎつぎと解決する探偵物語は人々を魅了してやまない.その天才的な頭脳ばかりが強調されがちであるが,小説家のアーサー・コナン・ドイルが創造しようと試みたのは,自分の職業に科学を積極的に取入れる探偵であった.本書ではホームズが扱った数々の事件に科学の側面から光を当てる.科学に興味をもつ人なら,現代の科学捜査の先駆けともいえるホームズの物語に大いに興味をそそられるであろう.

目次

第1章 ホームズはどのようにして創られたか
1.アーサー・コナン・ドイル
2.エドガー・アラン・ポーの影響 ジョゼフ・ベル博士の影響

第2章 おもな登場人物たち
1.シャーロック・ホームズ
2.ジョン・H・ワトスン博士
3.ジェイムズ・モリアーティ教授
4.その他の重要な登場人物 兄マイクロフト、ハドスン夫人、スコットランド・ヤードの警官たち

第3章 科学捜査のパイオニアとしてのホームズ
1.ベルティヨンの手法
2.指紋の活用
3.化学とホームズ
4.手書き文書
5.印刷された文書
6.暗号学
7.犬の利用
8.結論

第4章 化学とホームズ
1.はじめに―深遠、それとも風変わり?
2.コールタール誘導体と染料
3.有毒化学物質
4.アシモフの見解―ホームズはへまな化学者か?
5.その他の化学物質
6.結論―深遠、それとも風変わり?

第5章 その他の科学とホームズ
1.数学
2.生物学
3.物理学
4.その他の科学 天文学、地質学、気象学

ISBN:9784807909834
出版社:東京化学同人
判型:B6
ページ数:320ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年01月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB