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角川ソフィア文庫

千夜千冊エディション サブカルズ

著:松岡 正剛

紙版

内容紹介

サブカルチャーの起こりは1世紀前のアメリカに遡る。ブルース、ジャズ、グラフィティが「クール」に文化を騒がせた。戦後日本の表現史から「おたく」の誕生、マンガ、ラノベまでサブカルの系譜を辿る。

目次

第一章 ポップ・ヒップ・クール
スーザン・ストラッサー『欲望を生み出す社会』
アン・ウィルソン・シェフ『嗜癖する社会』
西井一夫編集『ロストゼネレーション』
ジョン・リーランド『ヒップ』
ディック・ヘブディジ『サブカルチャー』
ノーマン・メイラー『ぼく自身のための広告』
ディック・パウンテン&デイヴィッド・ロビンズ『クール・ルールズ』
アンディ・ウォーホル『ぼくの哲学』
ジーン・スタイン&ジョージ・プリンプトン『イーディ』
ラリイ・マキャフリイ『アヴァン・ポップ』

第二章 サブカル・ジャパン
ドナルド・リチー『イメージ・ファクトリー』
イアン・ビュルマ『日本のサブカルチャー』
秋山邦晴・小野田勇・村上紀史郎ほか『文化の仕掛人』
宮沢章夫・NHK制作班『ニッポン戦後サブカルチャー史/深掘り進化論』
秋山祐徳太子『泡沫人列伝』
植草甚一『ぼくは散歩と雑学がすき』
都築響一『賃貸宇宙』
酒井順子『ユーミンの罪/オリーブの罠』
米澤泉『コスメの時代』
榊原史保美『やおい幻論』
井田真木子『フォーカスな人たち』

第三章 「おたく」と「萌え」
フレデリック・L・ショット『ニッポンマンガ論』
スーザン・J・ネイピア『現代日本のアニメ』
平林久和・赤尾晃一『ゲームの大學』
ポケモンビジネス研究会『ポケモンの秘密』
アン・アリスン『菊とポケモン』
大塚英志『「おたく」の精神史』
東浩紀『動物化するポストモダン/ゲーム的リアリズムの誕生』
森川嘉一郎『趣都の誕生』
大泉実成『萌えの研究』
乙一『夏と花火と私の死体』
住野よる『君の膵臓をたべたい』

追伸 永井荷風だってサブカルだった

著者略歴

著:松岡 正剛
編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化した「編集工学」を確立、様々なプロジェクトに応用する。2020年、角川武蔵野ミュージアム館長に就任、約7万冊を蔵する図書空間「エディットタウン」の構成、監修を手掛ける。“世界を読み解く”9つの文脈に沿って本とオブジェとアートを組み合わせ、ハイ&ロー、リアル&ヴァーチャルの“ 混ぜこぜ感” を演出した。著書に『日本という方法』『多読術』『国家と「私」の行方』ほか。

ISBN:9784044004507
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:432ページ
定価:1540円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年01月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB