講談社学術文庫
ヴァレリー 芸術と身体の哲学
著:伊藤 亜紗
紙版
内容紹介
習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。
膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。作品が装置であるとはどういうことか。時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは?
ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。
著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。解説・細馬宏通。
目次
1 作品
第一章 装置としての作品
第二章 装置を作る
2 時間
第一章 形式としての「現在」
第二章 抵抗としての「持続」――注意をめぐって
第三章 行為の法則化――リズムをめぐって
3 身体
第一章 《主観的》な感覚
第二章 生理学
ISBN:9784065223826
。出版社:講談社
。判型:文庫
。ページ数:312ページ
。定価:1260円(本体)
。発行年月日:2021年01月
。発売日:2021年01月12日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。