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扶桑社文庫

殿様は明治をどう生きたのか

著:河合 敦

紙版

内容紹介

江戸時代に各地を治めていた藩主は、明治4年の廃藩置県によって国元から切り離されて強制的に東京住まいとなった。戊辰戦争で勝った大名も負けた大名も一緒くたに、領地は没収され、家臣は解散させられた。
大大名家は、維新後も華族として華やかに暮らしたイメージがある。しかし、新政府に対抗した請西藩の林忠崇は一時は自ら農業をしなくてはならないほど困窮してしまった。また、朝敵とされた会津藩の松平容保は、日光東照宮などの宮司となり、徳川宗家の菩提をとむらいひっそりと生きた。
外交官として世界各地を飛び回る元殿様や徳川宗家のその後など、14人の元殿様の知られざる生き様を、テレビなどでお馴染みの河合敦先生が紹介する。

著者略歴

著:河合 敦
歴史研究家・歴史作家・多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。 一九六五年、東京都生まれ。青山大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。歴史書籍の執筆、監修のほか、講演やテレビ出演も精力的にこなす。近著に『早わかり日本史』(日本実業出版社)、『逆転した日本史』、『逆転した江戸史』(小社)、『知ってる?偉人たちのこんな名言』シリーズ(ミネルヴァ書房)、『繰り返す日本史』(青春新書インテリジェンス)など多数。初の小説『窮鼠の一矢』(新泉社)を二〇一七年に上梓。

ISBN:9784594086961
出版社:扶桑社
判型:文庫
ページ数:223ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ