出版社を探す

ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル 246

壁の花は子爵の許嫁

著:ララ・テンプル
訳:日向 ひらり

紙版

内容紹介

わたしだけが知らなかった――
父と子爵の、都合のいい密約を。

母亡きあと、ネルはずっと父親とおばに疎まれてきた。
寄宿学校から帰省するたびにいじめられ、慰めは、大好きな乗馬だけ。
ある日、ガブリエル・ハンターという子爵が父を訪ねてきた。
レディらしからぬ振る舞いで乗馬の腕を披露したネルは、
案の定、おばにこっぴどく叱られた。子爵の目の前で。
ネルは初めておばに楯突き、家を飛び出すと、寄宿学校に逃げ帰った。
4年後。成人したネルは、父からの手紙で衝撃の事実を知らされる。
なんと彼女は婚約しているというのだ――かの子爵、ハンター卿と。
まだ17歳だったあの日、ハンサムだが暗い影を落とす子爵の瞳に覚えた
胸のざわめきが、ふいにネルの全身によみがえった。

『公爵の小さな妖精』で華やかなデビューを飾ったララ・テンプル。次にお届けするのは、内気な令嬢と心に傷を持つ年上子爵の、強引な婚約劇から始まるドラマティックなロマンス。『みにくいアヒルの子』や『あしながおじさん』を彷彿とさせる、名作の予感です。

ISBN:9784596591364
出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:827円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2020年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB