K-BOOK PASS 01
仕事の喜びと哀しみ
著:チャン・リュジン
訳:牧野 美加
内容紹介
決して安寧ではない現実に向き合いながらも、本書に描かれる人々の目線や行動はどこか軽やかだ。日々の労働、生活、誰かとの関わりを静かに、生々しく、辛辣にユーモラスに優しく描くチャン・リュジンと出会えて幸福に思う。
――小山田浩子(小説家)
表題作「仕事の喜びと哀しみ」がチャンビ新人小説賞を受賞し、ネットに公開されるとたちまち読者の共感をよび40万ビューを記録。
2020年11月には韓国KBSでドラマ化もされています。
本書にはこの表題作をはじめ、ミレニアル世代の著者が同世代の人々を主人公に描いた8篇を収録。
2020年「書店員が選ぶ今年の本」小説部門に輝いた話題の短編集を、新たな文学シリーズ「K-BOOK PASS」からお届けします。
大型新人の話題作に、作家たちから次々と賞賛の声!
――喜びと哀しみのあいだにある幾重もの名もなき感情が、世界の硬い表面にぶつかってぐらりと微妙に揺れる一瞬一瞬を、作家チャン・リュジンは素早く繊細に捉えてみせた。
チョン・イヒョン
――チャン・リュジンが捉えた物語は まさに今、私たちの時代の物語だ。
ピョン・ヘヨン
――小説の最後のページをめくったとき、私の心の中に冷たくも甘い痕跡が刻まれたことに気づいた。そんなことをやってのける小説はめったにない。
パク・サンヨン
目次
幸せになります
仕事の喜びと哀しみ
俺の福岡ガイド
やや低い
助けの手
101回目の履歴書と初めての出勤
真夜中の訪問者たち
タンペレ空港
著者あとがき
日本の読者のみなさんへ
訳者あとがき
ISBN:9784910214153
。出版社:クオン
。判型:4-6
。ページ数:270ページ
。価格:1800円(本体)
。発行年月日:2020年12月
。発売日:2020年12月23日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。