角川文庫
エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ
著:荻原 規子
絵:丹地 陽子
紙版
内容紹介
大学1年の美綾は、小犬の姿をした八百万の神(モノクロ)との共同生活にも慣れつつあった。夏休みに訪れた祖母の家で、氷川神社の娘・弓月と知り合い、夜の神社に誘われる。境内の暗闇に蛇神の姿を見た美綾は、弓月の友人・飛葉からなぜか監視されるようになる。モノクロがそばにいることによって生まれた超常の気配を、美綾から感じた飛葉は彼女こそ能力者だと勘違いしてしまったのだ。仲間になろうと付きまとう飛葉。そしてついに、モノクロが誘拐される事態に! 人と神様(犬)の境界を越えた超ファンタジーノベル!
目次
プロローグ
第一章 夏の夜の誘い
第二章 弓月が見るもの
第三章 古層の神々
第四章 美綾が見るもの