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徳間文庫

乱丸下

新装版

著:宮本 昌孝

紙版

内容紹介

 才気ほとばしる言動で頭角を現した乱丸は、織田家の出頭人のひとり惟任日向守光秀の裡に兆した翳りに気づいた。光秀と暗躍するイエズス会の動向を、安土城下屈指の女郎屋を営む謎の女キリシタン・アンナに探らせるが、彼女に思いをかけてもいた。もとより信長への忠誠の絆とアンナへの思いは比べるべくものではなかったが、運命の日の朝、乱丸は自らの存念を問われることになる……。

目次

第十六章 粛正
第十七章 武家の左義長
第十八章 予兆
第十九章 陰陽家の神
第二十章 箒掃剣
第二十一章 誅殺
第二十二章 覇者の送り火
第二十三章 赤い風花
第二十四章 那古野崩れ
第二十五章 帰郷
第二十六章 東海道遊覧
第二十七章 三職推認
第二十八章 嵐雲、迫る
第二十九章 日輪を食らう
第三十章 風、死す
解説 細谷正充

著者略歴

著:宮本 昌孝
1955年静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年、『剣豪将軍義輝』で、一躍脚光を浴びる。おもな代表作は『海王』『ふたり道三』『夏雲あがれ』『家康、死す』『風魔』『陣借り平助』など。『乱丸』で2015年第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。近著に『天離り果つる国』がある。

ISBN:9784198946111
出版社:徳間書店
判型:文庫
ページ数:560ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ