保険のデジタル化と法
InsurTechの社会実装に向けて
著:細田 浩史
紙版
内容紹介
人間中心のデジタル化を実現するために:保険分野におけるFinTechの法的課題について、関連する技術の特性も踏まえて詳細に検討。
AI・IoT等の情報通信技術の進展により、保険業界でも新たな商品の開発が進み、テレマティクス自動車保険・健康連動型保険・P to P保険などがすでに販売されています。
本書は、情報通信技術の活用により新たな保険商品・サービスの提供や保険業務の改革(インシュアテックやインステックと呼ばれるもの=保険のデジタル化)を行う際の法的課題について、保険契約法、保険監督法、個人情報保護法制、医事法制等の観点から検討を加えています。
どのような保険商品・サービスが組成可能となるか、その際の法的留意点は何か、現時点の実現可能性にとらわれることなく広く検討を試みた意欲的な書。
目次
序 章
第1部 保険商品・サービスの設計・開発におけるデジタル技術・機器の活用
第1章 危険データ連動型保険
第2章 パラメトリック型保険
第2部 保険集団の組成、保険商品の販売・勧誘・情報提供、引受査定・支払査定におけるデジタル技術・機器の活用
第3章 PtoP保険
第4章 保険版ロボアドバイザー
第5章 引受査定・支払査定におけるデジタル技術・機器の活用
第3部 その他個別の論点
第6章 保険のデジタル化におけるデータの利活用
第7章 保険のデジタル化における健康医療関連サービスの提供
第8章 業務範囲規制、子会社業務範囲規制等
第9章 保険API
【事項索引】