内容紹介
これは、ぼくとペーの12年間の物語。
ぼくがぼくになったときからペーはいた。ぼくが生まれた次の日に、ぼくの家にやってきた子猫のペー。同い年のペーとぼくは、一緒に大きくなっていく。ぼくはペーのことが大すきで、ペーもきっと、ぼくのことが大好き。家を守るために、大きな野良猫に立ちむかったり、ひだまりでぐるぐるとのどを鳴らしたりするペーは、とっても強い猫だった。でもあるとき、ペーは病気にかかってしまう。病気になってからすっかり元気をなくしてしまったペーと、どんどんどんどん大きく成長していくぼく。そしてぼくが12歳になったとき……。
少年の目線から、自身の成長とペットと過ごす日々、そして別れを描いた物語。人気作家、椰月美智子の初めての絵本作品。
著者略歴
著:やづき みちこ
神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』(講談社)でデビュー。『しずかな日々』(講談社)で、第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞、『明日の食卓』(KADOKAWA)で、第3回神奈川本大賞を受賞。その他の作品に、『るり姉』『14歳の水平線』(以上、双葉社)、『その青の、その先の、』『体育座りで、空を見上げて』(以上、幻冬舎)、『緑のなかで』『未来の手紙』(以上、光文社)、『こんぱるいろ、彼方』(小学館)、『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(小峰書店)など多数。
絵:小川 かなこ
東京都生まれ。イラストレーター。絵本に『パンダのソフトクリームやさん』『うさぎさんのたんじょうび』(以上、福音館書店)など。装画を手がけた作品に、『傑作はまだ』(瀬尾まいこ・作/エムオンエンタテイメント)、『ジャパン・トリップ』(岩城けい・作/KADOKAWA)、『サーカスの夜に』(小川糸・作/新潮社)など多数。
ISBN:9784774330914
。出版社:くもん出版
。判型:A4変
。ページ数:32ページ
。定価:1300円(本体)
。発行年月日:2020年11月
。発売日:2020年11月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA。