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身近な科学が人に教えられるほどよくわかる本

「朝起きてから、寝るまで」のサイエンス

編著:左巻 健男

紙版

内容紹介

「スマホの通話の声は『本人の声』ではない?」「エレベータが落ちても『ジャンプ』すれば助かる?」「なぜ『90℃のサウナ』で大やけどしない?」「顔認証はどうやって人の顔を判別している?」「道路の信号機はなぜ薄型が増えている?」……何気なく過ごしている毎日の中には「科学」が隠れています。注意深く観察しないと気が付かないかもしれませんが、自然現象は科学で説明でき、人の生活は多種多様な科学で支えられています。本書はそんな身近な科学をわかりやすく解説します。

目次

■第1章 朝から昼に出合う「科学」
Q-01 なぜ家の中でも「電波時計」は正確に時刻を告げるのか?
Q-02 水洗トイレに使われる「サイホンの原理」とは?
Q-03 電子レンジは食品中の水をどうやって温めているか?
Q-04 お味噌汁を放置しておくとできる六角形の模様は何?
Q-05 コーヒーはなぜ飲む直前に粉にするとおいしいのか?
Q-06 スマホやスマートスピーカーはなぜ人の言葉がわかるのか?
Q-07 感染症を起こすウイルスをマスクで本当に遮断できる?
Q-08 水道水を飲み続けるのは危険か?
Q-09 「あったか下着」はなぜ暖かいのか?
Q-10 「自動改札」のしくみは? どうして自動で改札できるの?
Q-11 なぜ鉄道は過密スケジュールをこなして毎日運行できるのか?
Q-12 顔認証は、顔のどこを見て本人かどうかを判断しているの?
Fake1 学校教育や環境活動の中に入り込んでいる「EM菌」

■第2章 昼から夕方に出合う「科学」
Q-13 飛行機はなぜ空を飛べるのか?
Q-14 旅客機は濃霧で視界が悪くてもなぜいつも安全に着陸できるの?
Q-15 携帯電話の音声は本物ではない?
Q-16 インターネットで使われる光ファイバーのしくみは?
Q-17 なぜ「ワイヤレス(無線)マウス」は自由自在に正しく動くのか
Q-18 ポスト・イットがすぐはがれるワケは?
Q-19 消せるボールペンのしくみは?
Q-20 会社のトイレはひとりでに流れるけど、どうしてなの?
Q-21 レーザーポインタから出る「レーザー光」はどんな光?
Q-22 屋外で光が当たると色が変わるサングラスのしくみは?
Q-23 「逃げ水」が見えるワケは?
Q-24 「生体認証」のセキュリティは本当に安全を守ってくれるの?
Q-25 今どきの自動車用信号機はなぜ「薄型」が増えているの?
Q-26 鏡のように反射する高層ビルのガラスがあるけど、なぜ?
Q-27 なぜ自動車のフロントガラスはそう簡単には「割れない」のか?
Q-28 エアコンなどに使われている「ヒートポンプ」とは何か?
Q-29 エレベータが落ちても激突の直前でうまくジャンプすれば助かるのか?
Fake2 「牛乳や乳製品は腸を悪くする」という「牛乳有害説」のおかしさ

■第3章 夜から寝るまでに出合う「科学」
Q-30 お酒を飲むと体の中ではどんなことが起こるの?
Q-31 ケミカルライト(サイリューム)は折るとなぜ明るく発光する?
Q-32 「栄養ドリンク」や「エナジードリンク」で本当に元気になる?
Q-33 なぜ、いろいろな色を花火は表現できるの?
Q-34 CDの音質がレコードの音質に負けることなんてあるの?
Q-35 灯油がガソリンほどは危なくない理由とは?
Q-36 ポリゴンはなぜ三角形の組み合わせで表現されるのか?
Q-37 なぜスマホは熱くなるの?
Q-38 変化球はなぜ曲がるの?
Q-39 夜はなぜ、昼間よりも音が遠くまで届くのか?
Q-40 「水で焼く」という調理器具のしくみは?
Q-41 歩くと月が「ついてくる」理由は?
Q-42 光源がないのに長時間発光し続ける時計の文字盤などのしくみは?
Q-43 晴れた夜の夜明けはどうして寒いのか?
Fake3 成分分子が「1個も残らないくらい薄めたもの」が効くというホメオパシー

■第4章 まだある! 身近な「科学」
Q-44 なぜリチウムイオン蓄電池は近年、注目されているのか?
Q-45 軽くて強い「炭素繊維」とはどんな秘密をもった繊維なのか?
Q-46 90℃にもなる「サウナ」でなぜ大やけどしないのか?
Q-47 自然界の微生物に分解されやすいのは石けん? 合成洗剤?
Q-48 なぜ、おならに火がつくの?
Q-49 新型コロナウイルスで話題の「PCR」検査ってどんな検査?
Q-50 「都市鉱山」てどこにある鉱山?
Q-51 ジェット旅客機の「酸素マスク」は化学反応で酸素をつくるって本当?
Q-52 なぜ「覚醒剤」に手を出すといつまでもやめられないのか?
Q-53 「雷」はなぜ落ちるのか?
Fake4 電子レンジは「食品を変質させるから有害」という説のおかしさ
Fake5「 活性酸素を除去する」などといわれてブームになった水素水
Fake6 ゲルマニウムやチタンのブレスレットに「疲れが取れる」などの効果はない

著者略歴

編著:左巻 健男
左巻健男、他
1949年、栃木県生まれ。千葉大学教育学部卒。東京学芸大学大学院教育学研究科修了(物理化学講座)。元・同志社女子大学教授、元・法政大学教授。著書は『面白くて眠れなくなる物理』(PHP研究所)、『ニセ科学を見抜くセンス』(新日本出版社)、『図解・化学「超」入門』(サイエンス・アイ新書)など多数。

ISBN:9784815606671
出版社:SBクリエイティブ
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PD