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岩波新書 新赤版 1854

SDGs

危機の時代の羅針盤

著:南 博
著:稲場 雅紀

紙版

内容紹介

地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール。2030年の期限まで10年を切り、パンデミック下の今こそ、危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている。日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが、SDGsのイロハ、交渉秘話、SDGsの現状、プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する。

目次

はじめに——危機の時代の羅針盤

第1章 SDGsとは何か
 1 持続する世界を作るための目標
 2 強いられた変革

第2章 国連でのSDGs交渉
 1 SDGsの起源
 2 SDGsの合意まで
 3 先進国と途上国との二分法を超えて

第3章 日本のSDGs
 1 政府の政策
 2 地域の持続可能性を見据えて

第4章 「地球一個分」の経済社会へ
 1 企業を変える
 2 労働と社会を変える

第5章 2030年までの「行動の10年」
 1 SDGサミット
 2 人間(People)のゴール
 3 繁栄(Prosperity)のゴール
 4 地球(Planet)のゴール
 5 平和(Peace)のゴール
 6 パートナーシップ(Partnership)のゴール

あとがき
SDGs(持続可能な開発目標)のゴールとターゲット

著者略歴

著:南 博
南 博(みなみ ひろし)
1959年生まれ。東京大学法学部卒業、ケンブリッジ大学経済学修士。83年外務省入省、中国大使館、英国大使館、ジュネーブ代表部、ロシア大使館、国連代表部に勤務。2012年から15年にかけて、日本政府の首席交渉官としてSDGs交渉を担当する。2017年から19年まで在東ティモール大使を経て、現在、広報外交担当日本政府代表・大使。
著:稲場 雅紀
稲場雅紀(いなば まさき)
1969年生まれ。東京大学文学部卒業。2002年からNPO法人アフリカ日本協議会でエイズ、保健分野を担当。MDGs達成に向けた市民社会ネットワークを主導。2012年から市民社会としてSDGs策定に関わる。16年SDGs市民社会ネットワークを設立、現在、政策担当顧問。2016年より政府「SDGs推進円卓会議」の構成員。

ISBN:9784004318545
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:252ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQ