アルファポリス文庫
深川 花街たつみ屋のお料理番
著:みお
紙版
内容紹介
第5回アルファポリス歴史・時代小説大賞お江戸人情噺賞受賞!
深川の花街、大黒で行き倒れていた醜女。妓楼たつみ屋に住む絵師の歌に拾われた彼女は、「猿」と名付けられ、見世の料理番になる。
元々厨房を任されていた男に、髪結、化粧師、門番、遣手婆……この大黒にかかわる人々は皆、何かしらの事情を抱えている。もちろん、歌も。
そんな花街も、猿がやってきたことをきっかけに、少しずつ、しかし確かに変化していく――